頭頸部がん

頭頸部がんの治療について

頭頸部がん頭頸部のがんの治療は、形態と機能温存の放射線治療が優先的に行われることが多い部位です。早期の喉頭がんや中咽頭・下咽頭がんに対する放射線治療は、手術と同等の効果があり、声を出す機能を温存することができます。上咽頭がんは、解剖学的に手術が難しい部位です。また、進行した頭頸部がんで、手術ができない場合にも放射線治療を行います。

付近に正常組織の多い頭頸部も副作用を抑えて治療が可能

治療方法(放射線のあてかた)によっても変わりますが、当院で行っている強度変調放射線治療(IMRT)は、従来の治療に比べて副作用が軽減されます。IMRTは、色々な方向から放射線をがん腫瘍に当てるときに、ぞれぞれの方向からの放射線の量を変化(放射線の強さに強弱をつける)させます。放射線の量を変化させることで、がん腫瘍の形が不整形で複雑な場合や腫瘍の近くに正常組織が隣接している場合でも、多くの放射線をがん腫瘍に当てることが可能です。さらにIGRT (画像誘導放射線治療)の技術により放射線をあてる位置の精度を高めています。つまり、周囲の正常組織に当たる放射線の量を最小限に抑えながら、がん治療を行うことができます。頭頸部の付近は大事な正常組織多いため、IMRTは、がん腫瘍に治療に必要な放射線の量をあてるために必要であり、副作用を最小限に抑えて治療ができます。
しかし、治療中の副作用として、のどの痛みは2~3週目にかけて起こります。その痛みはしばらくしてからなくなっていきます。食事に関しては軟らかいものを少量ずつ食べるようにしてください。唾液の出にくさは治療終了後も残ります。唾液の量が減少すると虫歯ができやすくなるため、口腔内を普段から清潔に保つ必要があります。詳しくは担当の主治医にお尋ねください。

  • 納得できる治療法をお探しの方へ 当院では、がんと診断された方や治療中で新たな治療法をお探しの方に向けて、相談外来を開設しています。 こんな方は、是非ご相談を ■QOL(生活の質)を向上したい方 ■治療法がないと言われた方 ■化学療法の副作用がつらい方 ■長期間の入院が難しい方 ■見た目や臓器の機能を損ないたくない方 がん治療相談外来へ
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