進行がん

大きな副作用のない高精度放射線治療

進行がんでは、手術、抗がん剤、放射線治療が適応になりますが、「からだへの負担を極力少なくしたい」「出来る範囲内で最大限日々を楽しみながらがん治療を受けたい」といった患者様に応えられるような治療法を提案します。

進行がんにも効果が期待できる最新の放射線治療

一般に放射線治療による治療効果は、腫瘍に当てられる放射線量に左右されます。従来の放射線治療の方法では、腫瘍とともに正常組織にも放射線が当たるため、副作用への配慮から十分な放射線量を当てることができませんでした。 しかし近年、最新技術を使った高精度放射線治療であるIMRT(強度変調放射線治療)SBRT(体幹部定位放射線治療)が登場し、保険診療が適用となったこともあり、進行期のがんにも光明が見いだせるようになりました。

IMRTは、腫瘍の形に合わせて放射線を当てることや、放射線を当てる量を自在に調整することが可能です。また、SBRTは3次元的な多方向から放射線を当てることによって、腫瘍だけにピンポイントで多くの放射線を当てることができます。 したがって、がんには多くの放射線を当て治療効果を向上させると同時に、がんの周りの正常組織に対する副作用を軽減することが可能となりました。 進行期の肺がんや頭頚部がんの患者様であっても、従来の治療よりも放射線を腫瘍部分に集中的に追加で当てることができ、「手術ができず、もう抗がん剤治療しかない」と言われた大きい腫瘍や、腫瘍の数が多い場合でも治療が可能です。

また、放射線の治療効果を高める為に、増感剤を用いた治療も行っております。免疫治療との併用が効果的である場合は、連携病院で治療の提案も行っています。 患者様の病状やご希望に応えらるよう、選択肢を提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

SBRTによる進行がんの症例報告

胃がんの肺転移 大きい腫瘍(80代男性)

  • ・38年前に直腸がんで直腸膀胱摘出。
  • ・21年前に胃がんで胃の部分切除。
  • ・2014年1月、7.5cmの多発性腫瘍が肺に見つかる。

免疫治療とSBRTを組み合わせた治療を9ヵ月間行いました。1ヵ月後から徐々にがんが小さくなり、腫瘍マーカーも下がりました。9ヵ月後のPET検診では、腫瘤に悪性所見はなく、腫瘍マーカーのαフェトプロテイン(AFP)も治療前の6,645から正常値となりました。

放射線増感剤(コータック)を併用した進行がんの症例報告

乳がん 右乳(50代女性)

治療前乳房内に8cmの腫瘍が見える(写真1)。CTガイド下に穿刺(写真2)。

増感剤注入後腫瘍内に酸素が見える(写真3)。14ヵ月後腫瘍は内側にわずか認められる(写真4)

  • 納得できる治療法をお探しの方へ 当院では、がんと診断された方や治療中で新たな治療法をお探しの方に向けて、相談外来を開設しています。 こんな方は、是非ご相談を ■QOL(生活の質)を向上したい方 ■治療法がないと言われた方 ■化学療法の副作用がつらい方 ■長期間の入院が難しい方 ■見た目や臓器の機能を損ないたくない方 がん治療相談外来へ
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